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五月の病

最近、肌の調子が悪い、湿疹、蕁麻疹、そして風邪や発熱が目立ちます。

もともとお腹の調子が低調気味の人が、この暖かさで汗ばんだり、湿度の高まりで汗か
きたいけど汗腺開かなくて肌がトラブル起こしたり・・・

すると内側に出て行かない熱がこもって熱っぽい、鼻水が出るなどの状態にもなります。

食べ物も足が早くなりますから要注意。
BBQなんてすると蕁麻疹が出る人がいますね。

丈夫な人は良いのですが、胃腸の弱い人は自重してください。


肌は東洋医学では「肺」に属します。

汗をかいたり皮膚呼吸したり。それに、内臓の壁も皮膚ですから肌と同じです。
(蕁麻疹が出ている人は腸の壁も蕁麻疹でブツブツです)

この「肺の気」を養っているのが「脾の気」なのですが、「脾」は口から飲食を体内に取り
込み消化・吸収で血を作り体を養い、また不要なものは排泄する働きです。

そう、口からお尻まで。

この脾の気(胃腸機能)が十分でないと肺(呼吸と肌)を養うことができません。

また、春から結構食欲っていうのが増してくるのですが、春の土用の気を受けてのこと。
脾が弱い人は胃に熱を持ち食べすぎたり、反対にどうも食べれなくて胃が痛んだり、と
不調を訴えたりします。

このままで過ごしてると5月病みたいにどうもダルい、元気が出ないなんてことに。


飲食はその日や次の日の為のエネルギー補給のためだけではなくて、一か月、数か月、
一年と未来の体に影響してくるのですからね。

学生時代にひとり暮らしやアルバイト他で外食が増え、飲食不摂生で過ごしていると
社会に出た頃にストレスも相まって体調を崩す人がいます。

そういう方のお腹を診るとおへその回りが変に固くで押すと痛がる、へその下は妙にペ
コんと力なく深く押しこむと重く痛む。

腹に力無い状態。


腹に力があると少々のことではへこたれないもんですよ。

でも調子崩してしまったのは仕方ない、過去に戻れませんから。

良く咀嚼し、冷たいものでお腹を冷やさないように気をつけましょう。

足の三里、お腹の中脘、などのツボにお灸をしたり、湿度で胃がやられて首肩がこる
人もいますから良くお風呂に浸かって汗を出したりしましょう。

熱っぽいけど、体温測っても熱がないという人はおしっこの色が濃くなっていれば体
内に熱がこもってますから、やはりお風呂や運動で発汗させると良いでしょう。

脾の気を養って元気を付けるには鍼灸治療が「かな~り効きます」
by fuji69fes | 2012-05-11 07:09 | 治療室より
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