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苦しみのファンランナー(動画つけ足しました)

若さ、体力、気合い、そういった類の力で走れるランナーとはほど遠い
へなちょこランナーです。

「あ~、いやだ!いやだ!」と言ってても仕方ない、開き直っていかにラ
クして走ろうかと考えてばかり。
そんな不埒な気持ちを払拭することなどこれっぽっちも考えずにゴール
でなんとか笑顔を作ってやろうと紆余曲折しながら今年もNAHAマラソ
ンを走ってきました。
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スタート直前のnature call meでトイレに並び、他のメンバーとは逸
れてしまったので、今年もまた独りでのスターティンググリッド。

スタートの号砲がなってからカウントダウンが始まるというハプニング
に笑いながら始まったNAHAマラソン2011。

スタート地点まで15分以上要したんじゃないかな。


スタート地点過ぎてもひしめくランナーは走り出す感じではなく、続く
国際通りも去年迄より混雑、誰もが自分のペースで走れない。

加えてスタート直後からの急激な気温上昇。

過去3回と比較してもずいぶん早い時間から暑いなぁと感じる強い日差し。
12月なれど、沖縄南端。トンボや蝶が舞う那覇市内。

そのせいか、最初の給水ポイントはわずかスタートから5.1キロなのに酷
い混み様。皆、この暑さに不安がよぎったのでしょうね。


僕は「またそんな重いものを~」と笑われながらもいつものハイドレーシ
ョンバックを背負ってるので、乾く前に一口、二口とこまめに補給する。

「僕、ひ弱なもんで」作戦。給水ポイントは無視したい。
だってそれがラクなんだから。






~Talking about my hydration~♪
昨年は3000cc仕込んだマイハイドレーション、走り終えると800cc程残
った(途中で缶コーラ買ったり、沿道のギャラリーからポカリもらったりし
た)ので今回は2000ccにして一応軽量化。

でも、エネルギーチャージ系サプリメント、ケータイ、カメラ、タオル、
鍼、テーピングテープ、ストッパ、アナフィラキシーショックが起きた時の
クスリ、小銭、タバコとライターが入ってる。

コレに歯ブラシとパスポート持ったらインド旅行に行けるくらいの装備だと
は思う。けどこの方がラクなんだから。


が、この暑さに走り始めてすぐ頭の中の作戦を変更。

混雑する給水ポイントは避けながら沿道のギャラリーからこまめにドリンク
を受け取りハイドレーションがゴール前まで空にならないように気をつける
ことに。


容赦なく照りつける日差しは給水ポイントの混雑を作り出しただけでなく、
多くのランナーのペースを落としているようで10km、15kmを過ぎても一
向にランナーがバラけない。

15km過ぎ、中間地点までの坂道なんて混雑のために走ってる人も歩いてる
人もさほどペースが変わらないくらい。


去年迄のようにジグザグに縫って前に出ることは足を庇う今回は無理な話。
ラクしたことにならない。


なので、無理して体力使うより勾配の急な箇所は歩いて体力温存、水分とエ
ネルギー補給(持参のchargeサプリメントなど)に充てつつ登坂する。

中間地点より前で歩くのに抵抗はあるものの、自分の現実を見れば仕方ない。
ラクしよう!


元気なランナーやリズムを崩したくないランナーには抜かれていくけど、既
に足を止めてるランナーを抜いていくことで良しとする。
幸い沖田先生のテーピングが良いみたいで足の小指の痛みは無い。
ありがたい。気遣ってくれてありがとう。
今回のテーピングしっかり覚えたので患者さんにもテーピングできるように
なったよ。
昔二人きりの整骨院でヘトヘトになって仕事してた頃を思い出すね。


そんなこんなで、ペースがあがらないままキロ7分15秒以内を刻むようスト
ップウォッチとにらめっこしつつ中間地点を2時間40分くらいで通過できた。
ここまで楽勝。だって、ゆっくりだからね。


中間地点を過ぎてもまだランナーがバラけない。
いったい今年はどうなってるのか。
でもイライラしない。ラクに♪ ラクに!

でも程なくして、下り坂が始まりペースを上げる人も出てきたようで少しず
つランナー同士の距離が空いてくる。

海岸が見下ろせるビューポイント。晴れているからとてもキレイ。

下りは膝に負担がかかるのでカメラ(結構皆さん持って走るよね、せっかく
の那覇だもの。僕のは動画用)のバッテリーを交換しながら歩く程のスピー
ドで下る。気を使ってラク~にね。

バッグを背中からおろすと背中に風が抜けて気持ちよい。あ~、良い感じ。

同時にハイドレーションの残量もチェックすると900cc位。この先、道はフラ
ットが多くなり特別景色も良くも無い、退屈な道になるけど沿道のギャラリー
は途切れない、むしろ声援が増してくる。
これが、NAHAマラソン。


だから、こまめに給水できるはず。900cc残っていれば大丈夫。
それよりも間違って泡盛の入ったコップを取らないよう気をつけないと。


30kmを過ぎるとさすがにペースダウンする人、歩く人が増えてくる。

前方で路肩に逃げてストレッチする人が一人でると、釣られるように二人、三
人と足を止めストレッチ大会が始まるといった具合。
交差点の開けた所では10人以上並んでストレッチしてたりね。

僕もストレッチしようか迷ったけど、ペースが遅いせいか大丈夫な気がした。
いい加減なようだけど、ここは自分の体の声を信じてみよう。

去年のこの地点では太ももの痛みと熱感でサロメチールなどの冷却スプレーを
ギャラリーから使わせてもらった。

でも、あれ、一瞬なんだよね。
清涼感はあるけど筋肉は冷えない。

だから今年は考えた。

沿道ギャラリーから頂けるかち割り氷。
これをランニングパンツのポケットに入れて痛みや熱を持つ前にアイシング。

そう、かち割り氷がたくさん出てくるんです。これもNAHAマラソン。
これを使わない手はない。

僕が今年用意したランニングパンツは前ポケットが2つ、後ろポケットは2分割
されたやつが左右にある。本来エネルギー補給の為のゼリーなどを入れるポケッ
トだろうけど大腿四頭筋、腸頚靱帯、大殿筋からハムストを冷やすのに良さそう!
と思い購入したもの。

でも、この作戦もまた現場で変更した。

だって、タイツ履いてるんだからダイレクトにかち割り氷をイン!
そして、これまたギャラリーから頂ける水を生地の上から掛けて氷プラス気化熱
で温度上昇を抑えることにした


東洋医学でいう陽実を寫すってこと


鼠蹊=ソケイ部(ビキニラインね)には脾経の衝門というツボがあるのだけど、
大腿動脈に通じてる。
大腿動脈は下肢への太い血管だし、関節というのは放熱の仕事をする部分でもあ
るからここに氷を当てることは効率が良いはず。陰主陽従の原則

そうして走ってると膝下が張ってるような痛みもずいぶんラクになった。
膝下というのは四頭筋の延長先だから膝そのものを冷やさなくても今回は間に合
ったんだと思う。

NAHAマラソンで熱を持ってしまう人(つまり僕のように陰虚タイプ、冷やす力
が不足して火照ってしまう人向け)にもお薦めできるのアイシング法です。
空冷単気筒の設計の古いエンジンにラジェーターを付けたようなもんですね。

続く沿道でコーラをコップ一杯ゲットし、体内を巡らす。
あの甘さがここではちょうど良い。

いろいろな思いつきがラッキーに転がったようで35kmでも足は止まらずに済んだ
のは今回が初めて。


ここで、あとひとがんばりのカフェインサプリをcharge。
カフェインが体内の燃焼モードに拍車をかけ、筋肉痛への軽減効果も期待。今年は30km以降で沿道でホットコーヒーやコーラを配ってくれる人達が目に付き
ました。ギャラリーも勉強してくれているんだね。素晴らしいね、NAHAマラソン!
ギャラリーというよりサポーターか。

赤嶺前であと3km!の嘘看板。
その後オフィシャルのあと3km表示があるのだけどがっかりせず


「今回も嬉しい気持ちにしてくれてありがとう!(嘘も方便とは言ったものだ)」

とゆったりペースで笑みが出たら、選曲をアップテンポのナンバーに変えて残り2
キロはキロ5分切る(つもり)で走る準備。

ホントはゴール前で飛ばすと足をつったり、肉離れを起こしたりする人もいるらし
いから良くないけど、ラストスパートって気持ちいいじゃない?

上手く飛ばせれば残り2キロで足を引きずる200人以上を抜けるのでね、さっきこち
らが歩いてる時に抜かれた人達を抜き返すのは、最後に手の内見せてやったぜ、とい
う自己満なんだけどそれだってラクに走りきるためのモチベーション。

40km地点、d0142660_21365221.jpg

ハイパーホテル前で延々と応援してくれてる院長のお父様に記念撮影し
て貰ったら下り坂を丁寧に駆け下りて奥武山(おおのやま)運動公園内へ。

沿道を取り囲む学生さんたちの「頑張ってくださ~い!」の声援にハイタッチで応
えつつ(ちゃんと男子学生さんたちにもハイタッチしたよ)息切れしないペースで
あと20人抜こうかと思いを巡らす。


一人、二人、~あっというまに20人抜いちゃったのであとは数えないでトラック
に突入。
あれ、さっき抜いた若いのが凄いスピードで僕の右を抜いていく~、それも3人も。

着いていこうとするもこちらは息上がってるからね~。1969年式だもの。
でも引っ張って貰えたおかげで他のランナーをもう数人抜けた。ありがとう!


ゴールして蓋をあけてみると
一昨年が5時間2分32秒、去年が5時間54秒、今回は5時間7分11秒。
良くも悪くもブレない記録?

5時間切れないのはラクしてるからなぁ?

でも自画自賛許してもらえるなら、足を止めることなく走れたことは少しだけ進
化…してるかな?40代。

一緒に参加した患者さん、俊足のK内嬢も去年よりタイム縮めた4時間30分と数
秒!と好成績。ホントは20代なんじゃないかな。

種子島から参加の千春鍼灸接骨院メディカルサロンたねがしま(日本一長い院名
じゃない?)の清水先生は貫禄の4時間5分。

彼もまた2ヶ月前ほどに足を骨折したらしいけど、こだわり屋だし、パワフルだ
からね。

コンスタントに走る人達は凄いですよ~。それだけ体力あるし、走っては考えてる
から己を知ってる。


ま、僕の体力が走るのには不足してるのはいつものこと。

でも、足りないものは補うがよろし。東洋医学でいう補法ですね。
無いんだから、お気合い入れても体はついていかないどころか、悪化しかねない。

優しさを持って補ってやる、これが僕の治療スタイル、じゃなかったランニング
スタイルです。(とかいっちょまえのランナー気分)


バイクだって、釣りだって、環境に合わせたギアの選び方ってあるのでね、それ
らを活用できれば補える、底上げできる、流用もまた技術、力と思った次第。

こういった経験も、患者さんへの治療に役立てることができるかな。

全体のバランスを診て、足りない部分を補い、底上げする治療、

いつもそれを考えてます。

足りてる人、強い人は病気にならないから当たりまえなんですけどね。

知恵と工夫で補えばいいと思う。チューニング屋さんみたいな仕事。

冗談や宣伝はこれくらいで。

ともかく、肩の力抜いてゆったりとしたペースで走ることにしたのが功をそうし
たようです。
足指を骨折したこともこうなると怪我の巧妙というやつか。
なんとかなるもんです。

胸を張って言います。「ラクしちゃいました~!」

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メダル貰って座り込んだら、一服。煙草が旨い。

そうそう、僕が脱落しなかったくらいですからね、もちろん皆完走しましたよ。
by fuji69fes | 2011-12-06 23:53 | マラソン
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