人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Bad Influence Again

あっというまに感染者が増えたように報道されている今回の豚インフル。
水際で止めるなんていうのはどだい無理があるわけで潜伏している状態
の人を拘束できるわけも無く、やはり来るべきして来てしまったという感じ
ですね。




しかし、水際作戦も拡散を少なくしようという意味ではそれなりに頑張った
のでしょうね。今となっては無駄と評価されがちですけど危機意識を植え
付ける役割は果たせたと。

あの中国の症状無くても全員拘束!という報道に首をかしげるムキもあり
ましたが、じつはあれくらいやったほうがまだマシなんですね。
潜伏期過ぎて解放するという・・・過激ながらも精度の上がる手段だったと
思います。

今回の豚インフルは今のところ弱毒との見方ですが、これもおそらく湿度
と共に不活性化しこの夏に減少傾向になりながらも潜伏、空気が乾燥しだ
す秋からの再拡大期までに変異、強毒化すると厄介です。
また、今回の騒ぎで本来の恐怖対象である鳥インフル(H5N1)へのパン
デミク対策も同じく素通りしてしまうだろうとの見方が強まり、対策の見直し
と行政の強権力をどこまで上げるのか考えさせられます。

関西方面では休校といった措置ですが、時間が出来てしまったことで観光
に東京へ、●ズニーラン●へ、●参道へ、ヒ●ズへとアチラから遊びにくる
人が増えてしまう気がします。
個人の自由という面から見ると否定は出来ませんから文句は無いのです
が用心する必要があるなと思います。
良い勉強の機会です。
報道はいつもの如く躍起になってヒートアップするだけ。
医療関係はとばっちりさえ喰らうところもちらほら。
来てしまうかもしれない鳥インフルなどの強力なウィルスに対応するにはどう
するのが良いのか、ロールプレイしてみる機会です。

マスク、僕も電車に乗るときは使用してます。
3M製のN-95タイプですが、気休めです。
ピッタリと隙間無く装着するのは結構難しいですし、仮に上手く装着できて
もウィルスはコレくらいのフィルターでは完全に防ぐことは出来ません。
花粉とはレベルが違いますから。
でも、口鼻といった呼吸器周りの多湿化には貢献しますし、万一自分がキ
ャリアになったにも関わらずそれを認識できなかった場合などに周囲への
拡散を抑制する効果はあると思います。

今回の豚インフルが良い意味でプラクティスになるよう個人個人が真剣に
対インフルエンザに取組み、公衆衛生への意識が高まれば再来や新たな
恐怖H5N1に対してもそれなりの効力を持ち得ると思うのですが・・・
騒ぐだけ騒いで行動が足りない人の営みが今回はどう出るか。
by fuji69fes | 2009-05-18 18:05 | 治療室より
<< 光トポは希望の光となるか Rock'n'... >>