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のぼせ、火照り で眠れない時 カラダを温めて

最近このページにアクセス多いので追記
暑くて眠れない方は深部体温を下げると眠りやすくなるので「深部体温 快眠」で検索してください(^^) またはコチラに
http://matome.naver.jp/m/odai/2140573620101509901/2140620971317461103
2017.7.9

2013年9月19日は「中秋の名月」

暦の関係で、中秋の名月は必ずしも満月になるとは限らないらしいのですが、
今年は2011年、2012年に続いて中秋の名=満月です。
中秋の名月当夜の満月は、今年を最後に2021年まで見られないそうです。

天気も良さそうですし、見ないと!



猛暑もようやく過ぎたようで風も秋めいてきて寝付きやすくなったと思いきや、

この10日くらい

寝付けない、夜中目覚める

という人が散見されます。

こういう人の多くは日が暮れてから夜間にかけて 熱い、ほてる といいます。
潮の満ち引きのようにきまったころ合いに熱がくるのを潮熱といい、この場合
夜に熱が出てくるので夜間潮熱といいます。


涼しくなったのに熱いの?


そう、涼しくなって冷やされたから熱が内側で発生するんです。

???

東洋医学ではすべてを陰陽に分けます。

一日で言えば日が昇っているあいだは陽、日が暮れてからは陰。
体は足先ほど陰、頭のほうは陽。
一年で言えば夏は陽、冬は陰。

どこが境目?

境目は無いんですね。
陰陽図を見ていただければわかりますが、陰から陽へは陰がだんだん減っ
てきて、陽が徐々に増えてくる。
陽から陰へはその逆。
のぼせ、火照り で眠れない時 カラダを温めて_d0142660_1335955.jpg

徐々に移行していくのが東洋です。

そう、自然界に境目というのは無いんですね♪
増えるのではなく徐々にバランスが変わっていく大局としては一つ。

また、脱線しましたがなんとなく陰陽のイメージは持っていただきたいのです。
お身体のために。

話を戻しましょう。

不眠、寝付きの悪さ、夜間の目覚め と ほてり について。

この場合の火照りはひとの身体の陰陽のうち陰(腎、肝、脾)の気、その虚で陰虚
という状態になります。
体は冷えていくと死に近づきますから、体を温めようと働きます。哺乳類ですからね。
その体内から発された熱を火照りと感じるケースがあります。
ほっぺも紅潮したり、汗ばんだり。

夕方~夜のの涼しい風にあたっているのに汗ばんできたりしませんか?

これ、暑さを感じて発熱、発汗しているのではなくて、秋めいて極端に体が冷えてしま
って慌てて熱をだそうとしていると思ってください。

これらの火照りや汗ばみは陰の虚(いろいろありますが、生命力、栄養、の不足)
から体調を万全(陰陽のバランスが良い状態)に保てず、秋風に冷え始めた体を温
めようと内側で熱を出してきているとでもいえば良いでしょうか。

元気な人(陰陽バランスが取れている)は少し涼しくなってちょうど良い状態に体を調
整できるのですが、体力の無い陰虚の人は行き過ぎちゃう。

微妙、絶妙なコントロールって達人、プロフェッショナルの仕事。なんとなく調子の悪
いは行き過ぎ、やり過ぎ、やらなさ過ぎってことが殆どですからね。

内熱(内側の熱)ですから皮膚表面は触ると冷えていたりします。
(額や掌などは熱いかもしれません)

こういった症状は熱く感じますが、体を温めましょう。冷やしてはダメです

暑くて寝付けないからともっと涼んだり、風にあたったりしがちですが、当治療室で診
断し、陰虚の内熱というふうにお伝えした方には体を温める治療を施しますし、けして
体を冷やさないように指導させていただいてます。

冷えたから自分で一生懸命熱を作っている体を火照るからといって外から冷やすと、
もっと熱を作ろうと反応しますし、体が不調な状態でさらに熱を作らせると体力をどん
どん消耗します。
すると治療どころかどんどん体を悪くしてしまいます。

水分補給と体を温める方が火照りが静まり体がラクになって眠れたりするのです。

火照りやのぼせ、寝汗などでこの時期眠れなくなった方はお近くの鍼灸治療院や漢
方薬局に相談されてはどうでしょう。

お身体冷やさないようお気をつけください。
(あなたの行く治療院が冷えていれば先生に行ってちょうど良い温度にエアコンを設定してもらいましょう)

今日は十五夜、ゆったり露天風呂に浸かりながらまんまるお月さまを眺めると気分良
く寝つけるかもしれませんね。
by fuji69fes | 2013-09-19 14:04 | 治療室より
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