ADHD

過去数人のADHDの患者さんの治療をしたことがあります。

ADHDを治療するのではなく、過度なストレスを感受して疲弊してしまうことへのア
プローチでした。
先進国(と言われた国々)ほど社会性に画一的なものを求めるので窮屈なんだなあと
思いますが、こういったレポート、研究が進められてもう少しゆる~い社会が再構築
されるとよいのになあって思ったりします。
個人的には病気として薬物治療を行うべきではないケースが多々ある問題だと思いま
す。




ADHDの学生は創造性がより高い?

そんなレポートを見つけたので以下に紹介します。




 注意欠陥多動性障害(ADHD)の主な特徴は注意散漫や衝動性であるが、その特徴が利点となることもあるという。ADHDの人はそうでない人に比べ、創造性の高いことが新しい研究で示され、医学誌「Personality and Individual Differences(性格と個人の差異)」4月号に掲載された。
 今回の研究では、大学生60人(半数がADHD)を対象に、ドラマ、音楽、ユーモア、文芸、発明、視覚芸術、科学的発見、ダンス、建築、料理の10の領域について創造性を測定する検査を実施した。またアイデアを生み出し、構築し、洗練させ、実行するまでを含めた問題解決スタイル(手法)に関する質問にも回答してもらった。その結果、ADHD群は創造性に関する成績が全体的に優れていたほか、非ADHD群がアイデアを洗練させ、明確化することを優先していたのに対し、アイデアを生み出すことを優先する傾向がみられたという。

 研究著者である米エッカードEckerd大学(フロリダ州)心理学助教授のHolly A. White氏は、「注意力が散漫であるということは、多くの新しいアイデアに対して開かれているという意味でもある」と述べている。ADHDは米国の若者の約5%にみられる神経行動学的障害で、不注意、多動、無秩序、集中困難などを特徴とし、30~50%は成人になってもこの症状が続く。研究に参加した学生60人は、平均20歳、男女比はほぼ同じで、ADHD群の半数は症状を治療する中枢精神刺激薬を使用していた。

 White氏によると、ADHDの人にとって自分が楽しめないことをするのは特に困難であるため、怠惰であるとか、知能が低いなどの誤解を受けることがあるが、何かに熱中してやる気になればADHDが消失したかのように没頭することもあるという。「今回の知見を生かし、ADHDの若者は自分の強みと弱点に合わせて最善の進路を選ぶことができるはずだ」と著者らは述べている。

 一方、米ケンタッキー大学臨床心理学教授のRichard Milich氏は、今回の研究はすでに大きなハードルを越えた大学生だけを対象としていることから、典型的なADHDの若者を反映していない可能性があると述べている。さらに、これまでの研究からADHDの人は自分の能力を大きく見せようとする傾向があることがわかっており、今回の研究で自己評価を用いたことにより、結果が歪曲されている可能性もあると指摘している。一方、ADHDの症状を抑える薬剤が、創造性も鈍らせる可能性があるという点ではWhite氏と見解が一致している。



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by fuji69fes | 2011-03-25 20:10 | 治療室より
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