なんでもしゃべればイイわけじゃない。
無言のなかに感じ取るものがあるだろうと、耳を傾けてみる気持ちも大切かな。
なんて考えてみたけど。
朝起きることができず、ルームクリーニングの人に起こされた。
掃除はしてもらいたいので部屋を出て、あてなく那覇市内をぶらつく。
でも買い物も用事も無いし…と本屋に。平置きの中に目に入った本、ちょっと勉強し直すには軽いかなと思ったけど、平易な言葉がわかりやすいので患者さんへの説明に役立ちそうだ。
体の中っていうのは複雑、理にかなっていて、高機能。同じものを技術的に作るとなると100億円ということだけど、やってることは凄くシンプル。
生きる、それだけ。
息して、食べて、心臓動いて、ものを考える。
そのために黙々とそれぞれの働きを続ける体の中。
黙ってるから気づかないこともあるけど、許容度を超えそうにバランスが崩れると、息が浅くなったり、食欲に変化があったり、動くのが億劫だったり、考えるけどいまいち良い考えが浮かばない、なんてことになる。
脈を診たり、腹診したりと、耳を傾けて、先ずは治療してみよう。考えるのはそれからだ。