無力

ネット、メール、携帯と発達したコミュニケーションツールのおかげで相談に答えたりすることが可能なので、僕もお役に立てるなら、と良く相談を携帯やメールで受けています。

軽い筋肉痛、肩こり、腰痛くらいなら「こんな風にストレッチして凌いでて下さい」とか言ってお役に立てたりすると「便利だねぇ」と思いますが、寝違えた、ギックリ腰で身動き取れないなんて重症例だと本人が僕の手の届かない場所だから如何ともし難いということになります。


重症例なんだけど、どちらかといえば軽い方なら…○○すれば数時間で楽になる。重い方だったり、原因疾患が別にあったりだと早めに医療機関に連れていきたいところ。


でも本人には区別がつかないことが殆どで、軽く見ても良くならなかったり、重く見て医療機関に行って貰っても余計なお節介になったり…

今朝も知人からギックリ腰の相談を受けたものの、遠くにいる相手になにも施せなくて無力を感じました。



夕方に再び頂いた連絡では、近くの鍼灸院に往診を頼みなんとかなったとのことで、安心したけども早く治療を受けるよう強く言えば良かった…とそれはそれで反省。


ほぼ同時に、別の方からメールを頂き、ご家族があまり芳しくないのだけど医師でも無いので無力を感じる、との内容。

そうですね。
僕自身家族の症状によっては、もう医師に委ねるしかないという状態なら無力を感じるでしょう。


でも考えなおしました。世の中って個人が受け持つ役割には限りがある。


先のギックリ腰では遠くの鍼灸師より近所の鍼灸院さん。

後の方のご家族には他人様なれど担当のお医者さま。

僕には僕に依頼をして頂き、手が届くところの患者さんの為に普段から力を付ける努力をするしかないわけだし、医師でない方はご自分ができる範囲でご家族の力になれるよう注力する。また、社会で必要とされる仕事の為に自らを高める、そうすることで世の中に貢献する。

まわりまわって、誰かの役に立つことの準備をするのが人の世の営みかなと思います。


本当に無力を感じるのはそういった状況に於いて自らの力が足りなかった時。

自分の代わりに知人、家族を助けてくれるプロフェッショナルに感謝しつつ、自分の仕事に対して準備怠りなく、精進、精進。
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by fuji69fes | 2010-11-18 23:07 | 治療室より
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