ネット上の情報の扱い

新しく弄る道具(バイクや釣り具やオーディオだったり)が手に入ると、つまりガラクタ
を手に入れて修理しようとか企むとき・・・ネット上でいろいろな情報を探ったします。

で、「コレだ!コレに違いない!」と嬉しくなるような情報を見つけたりするのですが、
結構な確率で違ったりします。

自分が良く知るモノの情報であれば、いろいろ篩にかけて有用な情報を得ることが
できますが、門外漢だったり、それについてはまだ勉強中だったりするととんでもな
い勘違いをしてしまったりします。

先日入手したR100GSのシフトフィーリングの悪さに辟易し、有名なショップの開示
情報を見つけ、

「お、これに違いない!」

とすぐさま見積もりの依頼を出してみたところ・・・・

店主
「おかしいですね、その年式であなたが言う内容だと、〇〇でない可能性があります。
あの開示情報のケースだと△△なフィーリングを感じると思うのですがもしかしてあな
たの場合△△な状態は感じないのではありませんか?」


「あ、そうです。△△な感じありません。違うのですか?」

店主
「実際に車両を診てみないとわかりませんけど、おそらく××ではないかなと思いま
すよ」


「え~、そうなんですか。それは思いつきもしませんでした。」

店主
「そうですよね、乾式クラッチのバイク初めての方はそういう人いますよ~
まずば診せて下さい。そうしないといつまでも推測に過ぎませんからね~」


うーん、プロっていうのはそういうもんですね。
知ったかぶりしないし、不確定要素が含まれる場合は予想だけで断言しない。
行って、実物診てもらって、判断してもらって治してもらう。
良く考えるとあたりまえなんですけど、今は客のほうが
「これこれだからよろしく」
って言いながらも実は違ってた・・・ということも多いらしいです。

素人は勝手に「これだ」と思っちゃう。感情移入が激しいんです。
トラブル気分のとき、時間も手間もかからず情報を得られるからネットに頼っ
てしまいがち。

これだっ!って思いたいんですね。
自分の納得のいく答えであって欲しいという気持ちが働く。

これが、情報の難しさというか、落とし穴というか。
なんだかネット検索して見つけると「正しいもの」が見つかったような
嬉しさがありますね。わからないままになっているのが不安だし。










先日、

「私、〇〇といった症状なんです」

と電話予約してきた患者さんがいたのですが

「〇〇といった症状」というくらいだから医療機関でそう診断をされて、そのうえ
で鍼治療にくるのだなと思っていたのです。

来院されてよくよくお話を伺ったら、

「ネットで調べて自分で〇〇という症状だと思った。その症状だと鍼治療の適
応だと書いてあったので予約した。」

というじゃありませんか。

なんでも自分で調べるヒト、僕は大好きです。
医療って納得がいかないケースにあたると症状以上に気持まで辛くなるから出来
るだけ自分で調べてみるヒト多いですね。

で診させていただいたその方、〇〇といった症状ではなかったです。
なぜそう思っちゃったのかな~?
でも解剖の知識ないとそう思っちゃうかもしれません。
感覚的なことが症状の大半を占めてますからね。


あなたのは「コレコレっていう症状で悪さしているのはココですよ」と説明する
と随分驚いていらっしゃいましたし、「そんなはずはないんだけど~」とまだ納
得いかない様子でした。

幸い鍼の適応だったので治療して楽になったので数回の治療でほぼ完治に
至りましたが、思いこんでしまうのはホント怖いし、手間もかかるし、違うとい
われても納得感がイマイチだったり、あれこれ調べる前にプロに診てもらえば良
かったのですけどね。
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by fuji69fes | 2010-10-10 22:45 | 治療室より
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