タイプA行動パターン

行動というのは「その人の環境に対する全体的な反応」と定義されます。

1950年代アメリカのフリードマン、ローゼンマンは虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)
人の多くに共通する特徴的行動パターンを提唱し、タイプA行動パターンと名付けてい
ます。


その特徴とは・・・


性格面において   競争的、野心的、精力的

行動面において  機敏、せっかち、たくさん仕事を抱えている

身体面において  高血圧、高脂血症など


とされており、

自らストレス過剰な生活環境を選び、そのストレスに対する自覚が希薄な点が特徴。
血圧の上昇、心拍数の増加などから循環器への負担が増し、結果として虚血性心疾
患を発症するに至る。


このタイプA行動パターン、ある意味社会的成功を手にするタイプとも言えるのですが
一方で上記のような危険な病気へのリスクを抱えています。


これ、実は東洋医学的にも納得いく提唱なんです。





上記の性格面、行動面、つまりメンタル的な傾向ですが、五蔵でいうと肝の気の働き
です。この肝の気が伸びやかに流れないと肝が消耗していきます。
相生関係では肝は心の親であり、肝の気が力無くすと子である心が弱ることに繋がり
ます。心が虚になるとどうなるか、心の熱が失われ死に至ります。


ただ、この肝の気が消耗すると逆上せ、冷え、頭痛、肩首のコリ、目の異常、喉にな
にかつまったような感じ、気分が落ち込む、イライラする、睡眠障害など放っておきた
くない症状が出ますから、なんらかの方法でこれを落ち着かせてやればいいのですね。

それが、

未病を治す、未病治

といわれるもので東洋医学の知恵でもあります。

ベースとなる医学のなりたちが異なるので肝虚タイプの人が上記のタイプA行動パタ
ーンと同一とは言いませんが、肝虚タイプは物事にガッと集中し、脇目も振らずに物
事に邁進するタイプでもあるので天才肌だったり、芸術家やアーティスト、作家、僕の
好きなビートミュージックのミュージシャンなどにも多いタイプです。

最近はダンサーの人たちも良く診るのですが、まだハタチくらいと若いのに「スケジュ
ールが埋まっていないのが怖い」「休んでると取り残されそう」「アイドルタイムがあ
ると死んでいるのと同じ時間のような気がする」なんて言って休みなくひっきりなしに
行動している方が何人かいます。

その気持、確かにわからないでもないですけど。

いえ、いやと言うほどわかります。

が、明らかにオーバーユースです。
その証拠に鍼治療の間、ぐっすりと眠っちゃってますからね。

もう数年もするとそんな生活だと急激に衰えてしまいますから、今のうちから上手な
休み方を見つけて貰いたいものです。生を養う、つまり養生です。

(でもね、休んでるよりどんどん仕事してる方がテンション上がるものね…)

肝虚タイプの方たち、年齢に関わらず自分の目指す生き方にたいへん精力的ですし、エ
ネルギッシュに見えますが、自らのエネルギーを使い切る前に補充して欲しいものです。


元気の素、差し上げております。
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by fuji69fes | 2010-07-07 20:01 | 治療室より
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