フェアじゃない

ビジネスならサービスの対価、give&take、お互い様、そんなフェアなやり取り
で成り立っている世の中。
ルールは大切です。

だけど、自然はそうではなかったりする。
人間同士の取り決めなんて結構で自然の手にかかればジタバタするほかないで
す。


昨春も怪しさ漂っていたけれど、この春は特に厳しいですね。そう実感してます。
野菜は育たず、海の温度は低いままで魚が捕れないらしい。

20度に達した陽気も今日は真冬に逆戻り。
あの川もまだまだ魚の気配が乏しい。

昨日から今日にかけ低気圧を感じてか偏頭痛、のぼせ、お腹が固く痛む、首筋
から肩背中がこわばる、など不定愁訴っぽい訴え、相談Rush。
つい先日治療したばかりの方までつらいと愚痴る始末でこちらも申し訳なくて。

環境の変化に対応しきれない心と体。

このような愁訴の方々の多くは陰虚と思われます。
体の中の巡りを陰陽に分け、その陰が力不足な状態とでもいいましょうか。







陰は体内を引き締め、冷やし、固める作用。
これが不足すると、例えばまだ冬から切り替わっていない体が春の陽気に温め
られたり、新年度で頭脳労働、目を酷使、手作業に精を出したりした体はその部
分に熱を持ちます。

発散されればまだよいのですが、昨日今日のようにまた寒くなるとそれも抑えら
れます。
体のおへそ、もしくは鳩尾から上に文字通り上気して下がらず、冷やされず、引
き締まらずポッポッと、ぽわーんと、フラフラと、酷いとズキズキと頭痛、めまい、
首肩頭目なんかがパンパンなんてことになり、でも触ってみると下半身は冷えて
たりします。
寒いのに冷やす力が足りないなんていわれるとちょっと?な感じもするでしょうね。

体をちょうど良く保つ作用を恒常性(ホメオタシス)なんて言いますけど、そのバラ
ンス保持機能が崩れているわけです。
温まったことが悪いのではなく、血、気が偏った体の上(陽の部分)と足りない下
(陰)の巡りをちょうど良い湯加減にするように混ぜてあげると楽になるのです。

なので治療室の環境も対応する必要があります。

この冷え込みに再び暖房を入れた治療室。
患者さんはベッドに横たわるから床上60cm辺りを快適にしたい訳です。

冷たい空気は下に、温まった空気は上に。
術者の胸から上の気温は24度あっても患者さんの肘周りは21度~22度だった
りすることもあるので一日のうちに幾度か微調整。

ベッド自体を電熱で温め、赤外線で体の陰の部を照らしたりして患者さんの状態
を快適に保とうとそれはそれは気を使ってます。

おかげで術者の方はちょっとのぼせあがってますが。

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by fuji69fes | 2010-04-15 23:00 | 治療室より
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