五色の食事

和食では五味五色五法とか韓国料理でも五味五色といったセオリーがありますね。
様々な味、様々な色、調理方法を織り交ぜて食事を採りましょうというものです。
伝統鍼灸術もこれらと同じように五臓五主、五官、五志、五臭、五声などの五行
に基づく治療体系です。


五行説とは自然界、森羅万象を五つの要素木火土金水に分ける考え方なのですが
、人体の部位や働き、病気の原因、病理、病症なども上に書いた五臓を中心として
五行に分類されます。
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こころとからだのつながりもこの表に表されるように五行に分類され、イラ
イラ()して噛んだり、引っかいたり、が血走って、肩がコリコリ(筋膜)、眠れな
くなって物事がうまくまわらず落してしまうなんていうのは肝の病でしょう・・・それに
今日は木曜日ですし(笑)
でも、笑い事やこじつけでなくて本当だったりします。(木曜日は冗談ですよ。念のため。)

そうならないためにも養生法として残されている先人達の知恵の中に五行五味五法
に従った食事があるわけですが、時間の無い生活でどうすれば良いのやら・・・





しんうらやすから帰路に着くのは大抵20時を過ぎてのこと。
自宅へは21時を過ぎて帰着することが週に3日はあります。
「就寝の2時間前には晩ご飯を終えてくださいね」などと偉そうに言い続けても自分が
それを守れないとね。
そんなこんなで時間的制約のある夕食の準備。
ジャガイモ、ニンジン、ニンニクの芽を電子レンジで加熱して適当な大きさに切ります。
ニンジンの皮は加熱後なら手で剥ける。ジャガイモは少し皮も残っている食感が好み、
熱いうちに大きめのバターのかけらをのっけておきます。それとローズマリー。
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近所のスーパーで人気のランプ牛は予め包丁の背で叩いてシーズニングをまぶして
おいて。フライパンが温まったらMISTO オイルディスペンサーに移しておいたオリー
ブオイルをひと吹き。焼き加減はその日の気分で。
あと片づけもラクしたいので大きいプレートにご飯も一緒に盛り付けて足りない色を加
えてみる。
うーん、黒いものが足りない・・・おっ!あった。
黒ゴマをふりかけてゴマかします。(いえ、こんな感じで良いんです。)

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お米を研ぐところから初めて20分ちょっとで出来上がりの晩ご飯プレート。
五味の調和とか言うと難しく考えがちですが、時間の無いときでも最低限五色の食材
を採るように気をつけていればなんとかなります。
色味なんていいますけど、色が違えば味もまた違うわけで。それに僕の人生哲学(?)

「ナイよりマシ」

には適ってますから。

五行説において五色とは青赤黄白黒となります。
白黒以外は三原色の混ざり具合でカバー出来ますから特別難しくは無いのですね。
マグロに山芋、オクラ、紫蘇、青海苔に卵黄とか。
また黒いのが足りない・・・ひじきを投入!
そんな感じで組み合わせています。
これからの季節は鍋料理なんて何でも使えてラクして楽しめます。


(正確には黒は濃い紫でも良いですし、黒も純黒でなければ三原色を混合で良いの
ですが)


なので、パンに牛乳、チーズとかはちょっと色味が足りないですね。
野菜ジュースをプラスしましょう。またもや黒が・・・黒ゴマスプレッドで!
三色パンっていうのもナシです。好きですけど。

アジア系のカレー様の食事とか、ケイジャンガンボとかなんていけてそうですけどね。
(香辛料もいろいろ難しいので地産地消というか、日本の風土にあったフードが好まし
いです。)
五色といえばお不動様も五色なのは知っていますか?
目白・目黒といった地名は江戸時代にお不動さんが置かれていたことに由来します。
目白と目黒だけでなく目黄・目赤・目青不動尊があるのですがあまり皆さんご存知無
い?…それはまた今度の機会に。


まあ、いろりろ五つに分ける五行説ですが、五つつに収斂していると言った方が良いで
すね。
ツボの数は365。奇穴とか耳ツボなど正穴に含まれないものを入れると1000を超え
ると言います。

そんなにあると、知らない人はどう扱うのかややこしく感じたりします。
さらに患者さんの症状は十人十色、千差万別。
でも五行に収斂された法則性に当てはめて丹念に探っていくと治療方法が見えてきて
しっかりと快方に向かって行くものです。
新しい病名が次々と生まれ、細分化する一方の複雑系とも言える今の医療の中で一
見難解で摩訶不思議な存在のようにも見られる伝統鍼灸術。
じつはシンプルな法則によって運用されています。

もちろん上記の手抜き料理と異なりしっかり診させていただいております。
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by fuji69fes | 2009-11-13 22:00 | 治療室より
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